梅雨前の夕方



セーラー服。赤い縄。首輪。スニーカー。そして野外。
好きなものをすべて詰め込んだお得セットのような状況に、付き合ってくださったみかんさん。
例の保養地の近くで、やはり人気のない廃墟のキャンプ場。
この場所に来るまでに数時間を要したため、ほんのちょっとの間私の夢を叶えさせてもらった。
首輪はしているが、まだリードをつけずに放し飼い。
まったく人の気配はなく、そのまま走り回っていてもよさそうな感じすらあったが、初めての野外緊縛プレイにはみかんさんは緊張していたような、気恥ずかしいようなそんな雰囲気だった。
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